『彼女』をみました。

冒頭の殺人のシーンは、あまりにも刺激が強くて正直みられませんでした。。

ですが、全体として、人間の根源的な欲望を描いた作品で、凄みを感じました。

レズビアンとかそういう嗜好がなくても面白くみられます。

 

日本の映画っぽくないですね。

景色がとても綺麗です。

音楽も良いです。

 

現実に疲れている方におすすめです。

別の世界観に浸れます。

ぜひご覧くださいませ。

youtu.be

映画「MOTHER」を観ました。

とても面白かったです。

思わず見入ってしまう映画。

「愛情」は、人間が本来的に持っている感情だが、これに真正面に向き合ってしまうと、恐怖、楽しさ、嫉妬、憎しみ、怒り、癒しなど、様々な正と負の感情を激しく行き交うことになる。

この映画は、感情の混乱が非常にうまく描かれている映画だと思いました。

とてもねじ曲がった愛情の形。いや、愛情とは本来的にそういうものか。

破滅に向かう欲望の源泉ともなりうるものであるから、社会を生きていくために自らを律する必要があり、そのことを理性的に理解しないといけない。

 

そんなことを見ていて思いました。

mother2020.jp

養老孟司『AIの壁』PHP新書を読んで

今回は、養老さんの本を読んだ感想を書かせていただきます(映画のことを書くと言いながら本のことを書いてしまいすみません)。

 

この本は、4名の方々とAIを柱として、またそれぞれの専門家の専門分野に絡めながら対談したものをまとめたものです。

 

全体を読んだざっくりとした印象は、AIというと、全ての事柄に完璧な回答を出せるものという理解がされているかと思うが、そもそもこの世界にはAIが想定している綺麗な状態で存在しているものは数多くなく、社会でAIが語られる際、ここの部分の認識が抜け落ちていることを指摘しています。

 

また、AIによる社会は、理性中心の「脳化社会」の延長線上にあり、アンバランスな人間を形成していると指摘しています。

 

一点目の指摘については私も同様な認識をしていまして共感するところでしたが、二点目の指摘については、何となくぼんやりと思っていた方向性を言語化していただいたような気持ち良さが、読んでいてありました。

理性的であることは、人としてとても重要なことであることは間違いありませんが、これだけが行きすぎてしまうと、人間はそもそも生物の側面がありますから、恒常性が上手く働かなくなるのだと思います。

私の周りの同僚を見ても、あまりにも理性的・目標ばかりを追う生活をしている人の中には、休んでしまう人も多くいる気がします。

 

私は今組織に属して仕事をしていますが、普通に仕事をしていると、人として重要なものに目が向わなくなり、不健全な精神・肉体で生きてしまうことになりがちです。仕事が本当に忙しい人は時間を取りづらいかもしれませんが、是非一読され、気持ちと精神をリセットされることをお勧めします。

 

https://www.amazon.co.jp/AIの壁-人間の知性を問いなおす-PHP新書-養老-孟司-ebook/dp/B08K8FWTRV/ref=mp_s_a_1_2?dchild=1&keywords=養老孟司&qid=1604818434&sr=8-2

 

ブログを始めます。よろしくお願いします。

主に、私が見た映画について書きたいと思います。

進めながら、私の趣味についても段々に触れていければ良いなと思っています。

どうぞよろしくお願いします。